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前回では<既成概念>から抜け出ないかぎり<トイツ場>を制すことができない事をかいてみたがその<既成概念>とは初心者の頃に覚えたシュンツ作りの基本のことである。
私はB型に生まれたおかげで(悲しむべきことも多々あるのだが)常識というワナに陥らない術を持ち合わせている。まあ人に言わせると<非常識>というところに落ち着くらしいが…。
小さい頃から右へ倣はしない性格だったようで、多数派イコール誤りという図式をいつも頭のどこかで働かせて今まで生きてきた。
マージャンの考え方にしてもそう。プロの世界でもよくある話だが、断定的な解釈には?をすぐにつけてしまうところがあって、もしかすると断じられた考え方の逆もまた真なりなのでは? と思ってしまう天邪鬼なのである。
恐らくそんな私だからシュンツ作りがマージャンの基本であることは百も承知のうえで、そんな考えがまったく通用しない<場>だってあるはずだという発想から<トイツ論>を展開していこうと思い立ったのである。
なんだか土田浩翔の自己分析論になってしまったが、かようにトイツ論議は<シュンツ場>では起こりえないツモの流れを考慮しながら組み立てていかないと、お門違いの論議になってしまうことを警告しておきたかったのである。極端な言い方をしてしまえば<リャンメン無視論>を展開していこうかなと考えているのである。

今回の序盤におけるトイツ手決め打ち手筋について考えていきたい。私の対局を1度でもご覧になった方であればすぐにおわかりいただけるのだが、私は<決め打ち>を多用する打ち手である。とくにトイツ手に関していえば<リャンメン破壊王>と言ってもいいくらい序盤(1〜4巡目あたりで)からリャンメン部分を外しまくる打ち手である。
A図をご覧いただきたい。連盟のA1リーグのヒトコマである。南入して+9千点のトップ目。ツモ でさて何を切るのか?
タイトル戦を連覇したこともあるその打ち手は小考後 と河に並べていった。三暗刻の含みを残しつつ、いずれ のポンテンをかけられる手順を内包しておきたかったのである。もちろん、その用心深さがタイトル連覇の原動力であり、私が異論を挟む手筋ではない。が、私の好みを敢えて書かせてもらえれば、ドラ表字牌 をソッと河に置くのもアリかなと思ってしまうのである。チートイツの決め打ちに入るのは早いようにも見えるが、トイツ手は出来るかぎり早い段階でその方向性を固めるべきという私の持論からは 切りの一手なのである。三暗刻に期待するくらいなら、トイトイ→四暗刻をも視野に入れたほうが面白いような気がする。私の ツモの感覚では
            
みたいな最終形が理想形。
次にB図をご覧いただきたい。東場の親の手牌である。 をツモって北切り。これも異論ナシだろうが、私は を捨てる。 は一と七のトイツ筋なので よりも捨てていくのは後。これはまたチートイツ決め打ち手筋である。ワンズ2ヶ所がリャンメン形なことと、役牌の中がトイツ、しかも親であることから、つい ポンの仕掛け手筋を保険にかけたくなるのだが、こういうときこそ腹をくくってチートイツに決め打ってみたい。
            
でリーチをかけ、パシッとツモって裏ドラまで乗せての8千オールが私のイメージする最終形。
手組がまだ決まらぬ序盤ではなかなか決め打ちに踏み切れぬものだが、ことトイツ手に限っては決め打ちをオススメである。
公式戦(とくにタイトル戦の決勝)で何としても四暗刻を仕留めたい。歳とともに(もう47になるなんて!!信じたくない現実)めっきり役満の数が減ってきた。ひと昔前なら、リーグ戦で毎年ひとつやふたつ当たり前のようにアガっていたのに……。だから何としても四暗刻を決めた〜い!!
それからチートイツをもっとたくさんアガりた〜い。
精度を高めて河でのカブリを減らしてオカルトの極限に迫ってみたい。とくに絶対絶命のピンチのときにチートイツリーチをツモって対局者をビックリさせた〜い。 |
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