1989年一番強い打ち手を決めるタイトル戦として麻雀最強戦が始動した。

第1回大会は漫画家片山まさゆき氏がその栄冠を手にし、第2回大会ではMr麻雀小島武夫プロがプロのテクニックを見せつけ制覇した。 以降、最強を自負する打ち手が名勝負を繰り広げ、その戦いからは多くの感動と伝説が生まれてきた。

そして昨年、真に最強の打ち手を決めるべく、選抜システムを見直し、ファン投票より招待された選抜選手12名と地区予選を勝ち抜いた8名の読者代表がぶつかり合う形となり最強戦本大会が開催された。 真夏の予選会も終わり、注ぐ風も心地く感じられる初秋の10月14日、会場となった日本青年館にその20名が終結し、その火蓋は切って落とされた。

夢の舞台登場となった読者代表、慣れない舞台に対しての緊張か、招待選手に対しての遠慮か?地区決勝で見せた迫力の麻雀がここでは息を潜めている。 そんな中でたった一人、圧倒的な強さを見せたのは小山理則氏。初戦、荒プロ、須田プロの大物プロ相手に物怖じせず、堂々とした麻雀で7万点近くの大トップ。 以降も気合満点の麻雀で20名中1位で決勝入り。 3000名からの予選を勝ち抜きこの舞台へ登りつめた猛者達である。読者代表も十分に「最強」の名を得る資格があるのだ。

迎え撃つ招待選手、最初に火を噴たのは女子プロ軍団。、和泉由希子がトップを取ると二階堂留美も5万点オーバーのトップを物にする。二階堂亜樹は3着だが、内容は悪くない。 しかし、その後二階堂留美が奮闘するも、決勝には届かず、女子プロ決勝進出はならなかった。

一方精鋭ぞろいの男子プロ、連載でおなじみ、須田、佐々木は、佐々木が静かに且つ着実にポイントを伸ばすも、後一歩届かず、須田も1回戦のハコラスがひびき結果が出せない。元最強位の小島、飯田は場慣れした貫禄ら漂わせるも、きっかけがつかめず決勝進出ならず。 男子プロ全滅!? の危機を一蹴したのは、腕一本で業界を生き抜き、プロ最強と呼ばれる荒正義。 1回戦こそ大きく沈むものの、2回戦は10万点オーバーの超大トップを取ると、最終戦もトップで仕上げて、決勝入り。

俳優、漫画家、タレントが集まった著名人。そこには、多くのファンを抱えて生きている著名人としてのプロ魂が強さとなり、技術となっていく。 プロ顔負けの闘牌で決勝入りを決めいたのは第1期最強位・片山まさゆき氏とタレントの児嶋一哉氏。

かくして、小山、荒、児嶋、片山の4名で争われることになった決勝戦。最強戦の決勝は1回戦である。1半荘にすべてを懸けて戦うのだ。 カメラに囲まれ、多くのギャラリーが固唾をのんで見守る中、怯まない攻撃を見せる小山、流れに乗り、場を制覇しようとする荒、こういう舞台こそ自分の土俵だと言わんばかりの児嶋、みーこの名に懸けて、教科書どおりの打ち方を徹底する片山。

「最強」の称号を与えるべく女神が選んだのは、プロでもタレントでも漫画家でもなかった。弱冠22歳の若武者に女神は微笑んだ。

そして今年も新たな戦いの幕が切って落とされる。

世界は広い。

未だ我々の知らない最強の腕を持つ者が名乗りを上げて来る事に期待したい。

 

日本アミューズメントサービス 高橋常幸






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