プロが教える、国際公式ルール(中国麻雀)講座

国際公式ルール講師−柴原大造プロ 講師プロフィール
柴原大造
日本プロ麻雀協会所属のAリーガー。同協会の理事長を務めており、関西方面で麻雀の普及に努める。

第10回ゲームの進め方2

では前回の続きをやっていきましょう。

ゲーム上での注意点

点数の払い方について


点数は300点持ちでスタートし、支払い方が少し特殊になります。

仮に12点の和了りをした場合、ロン和了りの場合は振り込んだ人は20点支払い、残りの二人は8点ずつ支払います。

ツモ和了りの場合は全員20点ずつの支払いになります。 和了ると点数の大小、ツモ・ロンに関わらず全員から8点オール貰える事になります。

※説明の為に「ロン」や「ツモ」と書いていますが、和了りの発声は必ず『フー』です。間違えて発声しても大丈夫ですが、あまりにも間違うと最悪和了り放棄となる場合もありますので注意して下さい。

フリテンが一切無しで、喰い替えもOK

中国麻雀ではフリテンはありません。極端ですがツモ和了りをしているのに捨ててしまい、他家からロン和了りをするのもOKです。喰い替えももちろん大丈夫です。 というか喰い替えをしないと8点が出来ない場合もありますし、喰い替えする事により点数が高くなる場合も多いですから。

例)

この手は現在、門前清(2点)だけというテンパイです。

ここからをチーして打

これでツモ和了りは出来ませんがロン和了りだと無番和(役なし)の8点役が出来上がりです。



確定している役が、門前清(2点)、平和(2点)、連六(1点)の5点で、高めをツモった場合のみ和了れるというテンパイです。ここからをチーして打
  これで清竜(16点)・平和(2点)が確定し、高めは喜相逢(1点)がつき、ツモった場合は自摸(1点)も加算されます。

点数の数え方について

点数(役)の数え方については日本麻雀とは異なるので注意して下さい。

日本麻雀だと仮に平和ドラ1をロン和了りした場合、「3900」と申告して終了です。一々役が何か?とは説明しません。

ですが中国麻雀では日本麻雀と違い、役が倍以上ありますから役を一つ一つ数えて貰います。数え方は指を折るのではなく(高い点数を和了ると指が足りませんから)、捨て牌を使って数えます。

 ツモ

という手牌で和了った場合、不求人(4点)、断幺(2点)、平和(2点)、一般高(1点)、三色三歩高(6点)の15点ですが、これを捨て牌にて数えて貰います。

数え方の注意点

牌の腹(彫ってある方)は1枚1点と考えて下さい。 牌の背は1枚10点です。

上記の手牌の場合まず、不求人の4点の分4枚牌を持ってきます。次に断幺、平和、一般高の分として更に5枚牌を持ってきます。最後に三色三歩高の6点を足すのですが、牌が横に15枚も並んだら長すぎるので10枚を越したら牌をひっくり返して10点分とします。



こんな感じで並べ、「15は23オール」と申告します。

さぁどうでしょうか?

10回で中国麻雀のルール、役、数え方とほぼ全て学んで貰いました。難しくて覚えれないとか、最初からやる気が無くなったとか思われてませんか?難しく考える前にまずやってみましょう!!本当に面白い麻雀ですから。

今回で初級講座は終了ですが、機会があれば実戦講座もやる予定にしています。この初級講座を見て中国麻雀をはじめたという方がおられれば本当に嬉しい限りです。

今までお付き合いありがとうございました。


第9回ゲームの進め方

しばらく間が空き申し訳ありませんでした。では今回も答え合わせからやっていきましょう。

【問題】※満貫縛り無しとします。
1.東場の親でをツモ和了り(フー)しました。何点あるでしょうか?
    (暗カン)(暗カン)(暗カン)(暗カン)

2.東場の親でを出和了り(フー)しました。何点あるでしょうか?
   

3.東場の親でをツモ和了り(フー)しました。何点あるでしょうか?
   

【解答】
は、自摸(1点)、圏風刻(2点)、門風刻(2点)、四暗刻(64点)、字一色(64点)、大三元(88点)、四槓(88点)、の計309点が正解です。
※門前手役なので不求人の4点や、四槓なので単釣将の1点がつけない様注意して下さい。
 
2は、一般高(1点)、坎張(1点)、門前清(2点)、双暗刻(2点)、緑一色(88点)の計94点が正解です。
※細かい手役を数え忘れない様に注意して下さい。。

3は、自摸(1点)、断幺(2点)、連七対(88点)の計91点が正解です。
※七対の方が高いので高く取ります。七対子は面子手ではないので平和などの役はつきません。

以上が前回の答え合わせです。
ほぼ出ない形でしょうが、確実に数えられる様にだけはしておきましょう。

すべての役が終わり、この初級講座も次回で終わりとなりそうです。今回と次回では実際のゲームの進め方や注意点を覚えて頂きたいと思います。

ルールに関しては第2回の講座で下の7点を挙げています。

1.半荘制では無く一荘制
2.親の連荘がなく、親であがっても点数の差はない
3.点棒の払い方が特殊
4.フリテンが一切無しで、喰い替えもOK
5.ドラが無い
6.王牌(ワンパイ)を残さず一番最後まで続ける
7.「ロン」・「ツモ」という発声が『フー』になる

今回はこの7点を補足しつつ実際にゲームが始まり、終わるまでを覚えて頂きたいと思います。

ゲームの開始準備

・場所決めをする
東南西北の掴み取りが一般的。中国麻雀では起家の位置がその卓で東方向の場所と決まっており、東を掴んだ者は決められた場所へ付き、他者は東→南→西→北の順番に着席します。

・親決め
一切無し。東を掴んだ者が起家としてゲームが始まります。

・挨拶
これは僕個人の考えですが、やはり挨拶はして欲しいです。

ゲーム上での注意点

・全16局で終了
東場から始まり北場までの全16局で構成され、連荘は一切無し。

・ドラが無く、王牌(ワンパイ)を残さず一番最後まで続ける
嶺上牌も下ろさないしドラも無いのでめくりません。王牌を残さず最後まで続けるので、花牌を無しとして鳴きが無い場合のツモ回数が全員21回ずつとなります。
 
・花牌について
配牌時、親が第1打を打つ前に花があった場合は東家から順に花を出し補充していく。全員の補充が完了してから親は第1打を打つ。局の途中に引いた場合はその場で出し、その都度補充をしていく。
※花牌無しルールもあります。

・暗槓について
暗槓をする場合は4枚の槓子を他家に見せずに4枚を伏せます。最初の頃は癖で4枚さらしてしまうかも知れませんので気をつけて下さい。終局した際には和了っても和了らなくても4枚揃っている事を他家に見せます。

・前半戦と後半戦での場所替え
中国麻雀では東場、南場が終了した際に場所替えを行います。東家と南家で席を替わり、西家と北家で席を替わります。西1局からはそれまで南家だった者が東家になります。

さてルールにも細かい事や今までの麻雀と違った点が多々ありました。

今回は以上にして残りは次回に掲載させて頂きます。


第8回役を覚えよう6

では今回も答え合わせからやっていきましょう。

【問題】
1.東場の親でをツモ和了り(フー)しました。何点あるでしょうか?
   ポン

2.東場の親でを出和了り(フー)しました。何点あるでしょうか?
   チー

3.東場の親でをツモ和了り(フー)しました。何点あるでしょうか?
   チー チー

4.東場の親でを出和了り(フー)しました。何点あるでしょうか?
   ポン ポン ポン

5.東場の親でをツモ和了り(フー)しました。何点あるでしょうか?
  

【解答】
1は、自摸(1点)、混一色(6点)、三暗刻(16点)、一色四節高(48点)の計71点が正解です。
 
2は、缺一門(1点)、平和(2点)、一色四歩高(32点)計35点が正解です。缺一門の1点役はかなり忘れられがちなので気をつけて下さい。

3は、自摸(1点)、辺張(1点)一色双竜会(64点)の計66点が正解です。この役は清一色・老少副・平和・一般高は複合しませんが、自摸や待ち方の役はつきますので気をつけましょう。

4は、単釣将(1点)、幺九刻(1点)、混一色(6点)、石並石並和(6点)、小三元(64点)計78点が正解です。何回も言っている事ですが1点役の数え忘れには気をつけて下さい。

5は、自摸(1点)、箭刻(2点)、圏風刻(2点)、門風刻(2点)、小四喜(64点)、字一色(64点)、四暗刻(64点)の計199点が正解です。大きな役でも場風役、門風役、三元役はつくのと、四暗刻は絶対の門前役なので不求人の4点役ではなく自摸の1点役がつく事になります。

以上が前回の答え合わせです。

さて、今回の5番の問題ですが、199点と非常に大きな役になりました。ただ日本麻雀でもルールが色々ある様に、中国麻雀にもややルールの違いがあります。

・満貫縛りかそうでないか

満貫縛りの場合は上限88点となり、そうでない場合はどこまでも役を加算していく事になります。

それでは今回も新しい役を覚えて行きましょう。今回で全ての役になりますので頑張って覚えて下さいね。

88点役
75.
大四喜(タースーシー)
■大四喜。4組の風牌の刻子(槓子)にる組見合わせのあがり
76.
大三元(ターサンユェン)
■大三元。3組の三元牌の刻子がある。
77.
緑一色(リューイーソー)
■緑一色。2・3・4・6・8・發のみで構成されたあがり。發が無い場合は清一色と複合。
78.
九連宝灯(チューレンポートン)
■九連宝燈。純正のみ。
79.
四槓(スーカン)
■4組の槓子をもつあがり。
※槓子、石並石並和は複合しない。
80.
連七対(リェンチートイ)
■1種の数牌で7連続の数字の対子の組み合あわせによる物。
※清一色、不求人、単釣将は複合しない。
81.
十三幺(シーサンヤオ)
■国士無双。

日本麻雀でいう役満クラスのものがほとんどです。実戦ではこのような大きな役はあまり出ませんが、知らないと損してしまう事もあるでしょうからしっかり覚えておいて下さい。ですが、この中国麻雀で一番使われるのは1点、2点役になるでしょう。役はこれで終了ですが、次回からはルールのおさらいと実戦に役立つコツを覚えてもらいたいと思います。

それでは今回も問題を少しだけ。

【問題】※満貫縛り無しとします。
1.東場の親でをツモ和了り(フー)しました。何点あるでしょうか?
    (暗カン)(暗カン)(暗カン)(暗カン)

2.東場の親でを出和了り(フー)しました。何点あるでしょうか?
   

3.東場の親でをツモ和了り(フー)しました。何点あるでしょうか?
   


第7回役を覚えよう5

では今回も答え合わせからやっていきましょう。

【問題】

1.東場の親でをツモ和了り(フー)しました。何点あるでしょうか?
    (ポン)

2.東場の親でを出和了り(フー)しました。何点あるでしょうか?
   

3.東場の親でをツモ和了り(フー)しました。何点あるでしょうか?
  

4.東場の親でを出和了り(フー)しました。何点あるでしょうか?
   

5.東場の親でをツモ和了り(フー)しました。何点あるでしょうか?
  

【解答】
1は、自摸(1点)、幺九刻(1点)、石並石並和(6点)、推不倒(8点)、三暗刻(16点)、清一色(24点)、一色三節高(24点)の計80点が正解です。これ位大きな手になると1点役や2点役を忘れやすいので注意が必要です。

2は、門前清(2点)、一般高(1点)、平和(2点)、四帰一(2点)、三色三同順(8点)、全小(24点)の計39点が正解です。基本的に門前清や不求人から先に数えるようにして下さい。後日本麻雀に無い四帰一の役は忘れやすいので注意して数えましょう。

3は、不求人(4点)、無字(1点)、缺一門(1点)、清竜(16点)の計22点が正解です。やはり1点役を忘れない事が注意点ですね。

4は、缺一門(1点)、四帰一(2点)、七対(24点)の計27点が正解です。七対は門前役なので門前清の役はつきませんので気を付けましょう。

5は、不求人(4点)、幺九刻(1点)、四帰一(2点)、一色三歩高(16点)、清一色(24点)の計47点が正解です。同じく1点役や2点役を忘れないようにして下さい。

以上が前回の答え合わせです。大きい手役を和了れば和了る程小さい役を忘れやすいので気を付けましょう。

それでは今回も新しい役を覚えて行きましょう。

32点役
64.
一色四歩高(イーソースープカオ)
■1種の数牌で順に数列が1つ、もしくは2つ繰り上がる4組の順子がある。
or の様な形。その他の部分(雀頭)は何でも可。

65.三槓(サンカン)
■三槓子。

66.混幺九(フンヤオチュウ)
■混老頭。
※石並石並和、幺九刻は複合しないが、七対であれば複合可。

48点役
67.
一色四同順(イーソースートンシュン)
■1種の数牌で4組の同じ順子がある。
※一般高、四帰一、一色三節高、一色四節高は複合しない。

68.一色四節高(イーソーサンチェカオ)
■四連刻。1種の数牌で1つずつ繰り上がる4組の刻子がある。
※一色三同順、一色四同順は複合しない。

64点役
69.
清幺九(チンヤオチュウ)
■清老頭。
※石並石並和、無字、幺九刻、双同刻は複合しない。

70.小四喜(シャオスーシー)
■小四喜。
※幺九刻、三風刻は複合しない。

71.小三元(シャオサンユェン)
■小三元。
※箭刻は複合しない。

72.字一色(ツーイーソー)
■字一色。
※石並石並和、幺九刻は複合しないが、七対であれば複合可。

74.四暗刻(スーアンク)
■四暗刻。
※門前清、石並石並和は複合せず、ツモった場合は不求人は付かず、自摸の1点役が複合する。

75.一色双竜会(イーソーシュワンロンフィ)
■1種の数牌で2組の老少副と5の雀頭で構成。
※清一色、七対、老少副、一般高、平和は複合しない。

大きい手役になればなるほどお馴染みの役が出てきてるのではないでしょうか?但し手役が大きくなるほど複合出来ない役が増えてくるので気を付けて下さい。このペースでいくと次回で役は全て終わると思いますのでもう少し頑張って下さい。

ではいつものように問題を。

【問題】
1.東場の親でをツモ和了り(フー)しました。何点あるでしょうか?
   ポン

2.東場の親でを出和了り(フー)しました。何点あるでしょうか?
   チー

3.東場の親でをツモ和了り(フー)しました。何点あるでしょうか?
   チー チー

4.東場の親でを出和了り(フー)しました。何点あるでしょうか?
   ポン ポン ポン

5.東場の親でをツモ和了り(フー)しました。何点あるでしょうか?
  


第6回役を覚えよう4

まずは前回の答え合わせです。

【前回の問題】

1.東場の親でを出和了り(フー)しました。何点あるでしょうか?
   

2.東場の親でをツモ和了り(フー)しました。何点あるでしょうか?
    暗カン

3.東場の親でを出和了り(フー)しました。何点あるでしょうか?
   

4.東場の親でをツモ和了り(フー)しました。何点あるでしょうか?
   

5.東場の親でを出和了り(フー)しました。何点あるでしょうか?
     チー

【解答】
1は、全不靠(12点)、組合竜(12点)の計24点が正解です。注意点は門前清(2点)がつかない事と組合竜を忘れやすい事です。

2の解答の前に一つ謝らないといけません。8は明槓のつもりで問題を作成したのですが、暗槓になってしまっていました。その為まだ出てきていない三暗刻(サンアンク)16点役を使ってしまった事をお詫びします。気を取り直させて貰いまして解答です。自摸(1点)、幺九刻(1点)×2、缺一門(1点)、暗槓(2点)、双同刻(2点)、石並石並和(6点)、大于五(12点)、三暗刻(16点)の計42点が正解です。注意点は缺一門の数え忘れと、大于五に無字はつかない事です。

3は、門前清(2点)、圏風刻(2点)、門風刻(2点)、五門斉(6点)、花竜(8点)の計20点が正解です。注意点はW東などは圏風刻+門風刻で4点になるのを数え忘れる事です。

4は、不求人(4点)、単釣将(1点)、老少副(1点)、平和(2点)、全帯幺(4点)、三色三同順(8点)の計20点が正解です。注意点は特にありませんが、メンゼンツモの場合は常に不求人から数えるようにして下さい。

5は、無番和(8点)の8点です。注意点というのはありませんが、中麻の役を全て知っていないと出来ない役ですので気を付けて下さい。

以上が前回の答え合わせです。もし漢字がわからない、読み方がわからないという場合はすぐに過去の講座を見直してみましょう。それでは今回も新しい役を覚えて行きましょう。

16点役
49.
清竜(チンロン)
■一気通貫。

50.三色双竜会(サンソーシュワンロンフィ)
■2種の数牌で2組の老少副があり別の数牌の5が雀頭。 の様な形。

51.一色三歩高(イーソーサンプカオ)
■1種の数牌で順に数列が繰り上がる3組の順子がある。2個上がりでも可。123 234 345or123 345 567の様な形。その他の部分は何でも可。

52.全帯五(チュエンタイウー)
■面子全てと雀頭に必ず5の数牌が含まれている。

53.三同刻(サントンク)
■三色同刻。

54.三暗刻(サンアンク)
■三暗刻。

24点役
55.
七対(チートイ)
■七対子。4枚使いも可。
※不求人、単釣将は複合せず、ツモ和了りの際には自摸の1点役がつく。

56.七星不靠(チーシンプカオ)
■字牌7種を1枚ずつと、3種の数牌1・4・7、2・5・8、3・6・9の筋牌を7枚使用し構成されている形で雀頭は無し。
※不求人は複合せず、ツモ和了りの際には自摸の1点役がつく。

57.全双刻(チュェンシュワンク)
■偶数牌でのトイトイ。
※石並石並和、断幺は複合しない。

58.清一色(チンイーソー)
■清一色。
※無字、缺一門は複合しない。

59.一色三同順(イーソーサントンシュン)
■1種の数牌で3組の同じ順子

60.一色三節高(イーソーサンチェカオ)
■三連刻。1種の数牌で1つずつ繰り上がる3組の刻子がある。

61.全大(チュエンター)
■全て7・8・9の数牌で構成
※無字は複合しない。

62.全中(チュエンチュン)
■全て4・5・6の数牌で構成
※無字は複合しない。

63.全小(チュエンシャオ)
■全て1・2・3の数牌で構成
※無字は複合しない。

説明してきた役も60を超えました。もう一息ですので頑張って覚えて見て下さい。基本的に中国麻雀では、6点役、8点役が中心となり手組みされていきますが、今回説明した16点役や24点役というのは実践で和了れた場合に非常に喜ばしい状況になれます。日本麻雀と同じく逆転が必要な場合などは高い役も知っておかないと厳しいですので、24点役までは完全に把握しておく事が必要だと思われます。

では恒例の問題をいくつか。

【問題】

1.東場の親でをツモ和了り(フー)しました。何点あるでしょうか?
    (ポン)

2.東場の親でを出和了り(フー)しました。何点あるでしょうか?
   

3.東場の親でをツモ和了り(フー)しました。何点あるでしょうか?
  

4.東場の親でを出和了り(フー)しました。何点あるでしょうか?
   

5.東場の親でをツモ和了り(フー)しました。何点あるでしょうか?
  


第5回役を覚えよう3

では、前回の答え合わせから。

【前回の問題】
 東場の親でをツモ和了り(フー)しました。何点あるでしょうか?
   暗カン

【答え】
中国麻雀では基本的に小さな役から数えていきます。単釣将(1点)、幺九刻(1点)、暗槓(2点)、不求人(4点)、三色三歩高(6点)、五門斉(6点)の計20点が正解でした。
今回の役で一番忘れやすいのは幺九刻の1点ではないでしょうか?暗槓をしていても幺九刻や、箭刻は忘れずに数えましょう。

さて、答え合わせが終わりましたら新しい役を覚えて見ましょう。しばらくは役がメインになってしまいますが、しばらくお付き合い下さい。

8点役
35.
花竜(ファロン)
■三色一通。の様な3面子。萬子、筒子、索子の部分は入れ替わっても可。

36.
推不倒(トイプタオ)
■牌の図柄の天地区別が無い牌で構成。の14枚のみ使用可。

37.
三色三同順(サンソーサントンシュン)
■三色同順。

38.
三色三節高(サンソーサンチェカオ)
■3種の数牌による3組の刻子、三連刻。の様な形。

39.
無番和(ウーファンフー)
■役無し。一切の役が当てはまらず、1点も無い和了り。※出和了りしか出来ない。

40.
妙手回春(ミャオショウフィチュン)
■海底撈月。ハイテイでのツモ和了り。 ※ツモ点は加算出来ない。

41.
海底撈月(ハイテイラオユエ)
■河底撈魚。ハイテイ牌でのロン和了り。

42.
槓上開花(カンシャンカイファ)
■嶺上開花。 ※ツモ点は加算出来ない。

43.
槍槓和(チャンカンフー)
■槍槓。※和絶張は複合しない。

12点役
44.
全不靠(チュェンプカオ)
■3種の数牌で必ず1種ずつ1・4・7、2・5・8、3・6・9の8枚以上を揃え字牌を1枚ずつ持つ。雀頭はなし。

45.
組合竜(ツーハーロン)
■3種の数牌で必ず1種ずつ1・4・7、2・5・8、3・6・9の組合せを揃え順子か刻子の1組と雀頭を持つ

46.
大于五(ターユーウー)
■6より上の数牌(6〜9)の組合せ。無字は含まれない。

47.
小于五(シャオユーウー)
■4より下の数牌(1〜4)の組合せ。無字は含まれない。

48.
三風刻(サンフォンク)
■風牌の刻子3組

今回の新しい役は簡単に理解出来るものから、中国麻雀独特の役で理解しがたい役がありますので、役はこれぐらいにして、注意点と問題をメインにしてみます。

《注意点》
中国麻雀において絶対に複合する役というのは数える事が出来ません。
例)全不靠(チュェンプカオ)というのは必ず門前の役なので門前清の2点は数えれない。

ハイテイツモやリンシャンツモはツモ役なので自摸点を加算する事は出来ない。
槍槓和(チャンカンフー)は必ず4枚目の牌で和了る事になる為和絶張(場に4枚目の牌で和了る)は複合しない。

他にも色々出て来ますが、それは後々とさせて頂きますね。

では問題をいくつか。

【問題】

1.東場の親でを出和了り(フー)しました。何点あるでしょうか?
   

2.東場の親でをツモ和了り(フー)しました。何点あるでしょうか?
    暗カン

3.東場の親でを出和了り(フー)しました。何点あるでしょうか?
   

4.東場の親でをツモ和了り(フー)しました。何点あるでしょうか?
   

5.東場の親でを出和了り(フー)しました。何点あるでしょうか?
     チー

今回の問題は中々難しいかもしれません。
第6回講座は早めに更新しますので頑張って解いてみて下さい。


第4回役を覚えよう2

まずは前回の答え合わせです。

【問題】
1.を出和了り(フー)しました。何点あるでしょう?


2.をツモ和了り(フー)しました。何点あるでしょう?

【答え】
1は坎張(1点)、一般高(1点)、連六(1点)、喜相逢(1点)、缺一門(1点)、門前清(2点)、断幺(2点)、平和(2点)の形11点が正解でした。
1点役の数え忘れは非常に多いので注意が必要です。

2は自摸(2点)、辺張(1点)、明槓(1点)、老少副(1点)、缺一門(1点)、箭刻(2点)、圏風刻(2点)の計9点が正解のつもりでしたが、場況の説明が抜けていて申し訳ありませんでした。東場なら圏風刻(2点)が付き、自風なら門風刻(2点)が付きます。東場で親ならば両方数えて貰って結構です。逆に両方に当てはまらない場合は幺九刻(1点)になりますが、上記の問題でその場況でも一応8点はあるのでフーは出来ます。

さて、答え合わせが終わりましたら新しい役を覚えて見ましょう。

2点役
20
四帰一(スークーイイー)
■同一牌の4枚をカンをせずに使う。
21
双同刻(シュワントンク)
■二色同刻の事。の様な状態
22
双暗刻(シュワンアンク)
■二暗刻の事。
23
暗槓
■日本麻雀と同じ明槓の事ですが、中国麻雀では2点役となります。
※中国麻雀で暗槓する際は何を暗槓するのか他の対局者に見せずに槓をします。但し終局した時には必ず開示する義務があります。

4点役
24
全帯幺 (チュエンタイヤオ)
■チャンタの事。純チャンの場合は字無(ウーツ)の1点も複合する。
25
不求人 (プチュウレン)
■メンゼンでのツモ和了り。
26
双明槓 (シュワンミンカン)
■ミンカン2組。明槓+暗槓の場合は5点になる。
27
和絶張 (フーチュエンチャン)
■3枚場にさらされた、4枚目の牌でのあがり。
※自分の手の中で使われている場合は認められない。

6点役
28
石並石並和 (ポンポンフー) ※「石並」で一つの漢字として読んで下さい
■トイトイの事。
29
混一色 (フンイーソー)
■ホンイツの事。
30
三色三歩高 (サンソーサンプカオ)
■3種の数牌で順に数列がくりあがる。
例)
31
五門斉 (ウーメンチー)
■5種類の牌、萬・筒・索・風牌・三元牌がある和了り。
32
全求人 (チュエンチュウレン)
■はだか単騎。出和了りのみで、ツモった場合は他に役が必要。
33
双暗槓 (シュワンアンカン)
■暗槓2組。双暗刻は複合しない。
34
双箭刻 (シュワンチィェンク)
■三元牌の刻子又は槓子2組

さてさて、またもやたくさんの役が出て来ました。今回は2点役の残り全てと、4点、6点役の全てを挙げてみました。前回と同様で、何回か読んで貰えればそんなに難しいものでは無いと思います。特に6点役は中国麻雀において基本ベースとなりますのでしっかり覚えられる事をお勧めします。

では今回も問題を一つ。

【問題】
 東場の親でをツモ和了り(フー)しました。何点あるでしょうか?

  ツモ  

第3回役をおぼえよう

少し間があいてしまいましたが中国麻雀講座第3回目です。
今回からは中国麻雀の役を少しずつ覚えて頂けたらと思います。

日本麻雀と似た役もたくさんありますが、微妙に感覚が違います。
ですが基本的には難しい役の方が点数は高くなります。
前回、前々回で少し例は出していましたが、中国麻雀では翻数では無く1点役・2点役となり、役の合計点数が8点ないとあがる事が出来ません。

役の数も相当ある(全81個)ので今回は1点役と2点役の一部を紹介してみます。

1点役
1
一般高(イーパンカオ)
■日本麻雀で言うイーペーコー。ポンやチーをしても役はなくなりません。

2喜相逢(シーシャンフォン)
■二色同順の事(例、)。 ※三色同順は後に出て来ます。

3連六(レンリュウ)
■6枚連続順子である事(例、)。

4
老少副(ラオシャオフー)
■同色で1・2・3、7・8・9の2面子を作る事。

5幺九刻(ヤオチュウク)
■1・9牌と役牌以外の字牌の刻子 ※役牌は全て2点役になります。

6
明槓(ミンカン)
■日本麻雀と同じ明槓の事ですが、中国麻雀では1点役になります。

7
缺一門(チュエイーメン)
■あがった時に萬子、筒子、索子のうち1色が無い状態の事

8
無字(ウーツ)
■あがった時に字牌が含まれていない状態の事。

9
辺張(ビィエンチャン)
■ペンチャン待ちの事。(1112の形で3の和了りに適用はされない)

10
坎張(カンチャン)
■カンチャン待ちの事。(2444の形で3の和了りに適用はされない)

11
単釣将(タンティアオチャン)
■タンキ待ちの事。(2444の形で2の和了りに適用はされない、ノベタンも不可)
※9〜11に関しては待ちが複合される場合は一切適用されないが、12234の様なペンカンチャン待ちにはどちらかを付ける事が出来ます。

12自摸(ツモ)
■鳴いている状態でのツモ

13花牌(ファパイ)
■花牌を使用するルールと使用しないルールがあるのでご注意。
使用する場合は通常8枚入っており、引いてきたら手牌の外に出す。
日本麻雀で言うドラの様な物で、和了り役には加える事が出来ないが、和了った後に引いている枚数を足す事が出来る。

2点役
14
箭刻(チィエンク)
■三元牌の刻子、もしくは槓子

15
圏風刻(チュェンフォンク)
■場風牌の刻子、もしくは槓子

16
門風刻(メンフォンク)
■自風牌の刻子、もしくは槓子

17
門前清(メンチィエンチン)
■メンゼンでの出あがり

18
平和(ピンフー)
■4組の順子と数牌の雀頭での和了り。日本麻雀と違い字牌の雀頭は認められない。
その為ウーツ(無字)の役は複合しない

19
断幺(タンヤオ)
■1・9牌及び字牌の無いあがり。ウーツ(無字)の役は複合しない。

さてどうでしょう?
1点役の全てと、2点役のいくつかを紹介してみました。

役が多すぎてクラクラしているかもしれませんね。
覚えなければ…と思うとあまり覚えられないものです。
上記の役は5回〜10回程読めば多分覚えられるでしょう。

今回は役の説明ばかりでしたので最後に問題を出してみます。
答えは第4回の講座で発表しますので皆さん頑張って考えてみて下さい。

【問題】
1.を出和了り(フー)しました。何点あるでしょう?


2.をツモ和了り(フー)しました。何点あるでしょう?

第2回日本麻雀には無いルールがいっぱい!

さて、前回に続きにまして中国麻雀講座第2回目です。

今回は日本の麻雀との違いをもっと理解して頂こうかと思っています。
前回の日本麻雀と中国麻雀の違いは役が一つ以上あってもあがった際に8
点以上ないと駄目だという事だけでしたが、その他にも違いがいろいろあります。

@ 半荘制では無く一荘制
A 親の連荘がなく、親であがっても点数の差はない
B 点棒の払い方が特殊
C フリテンが一切無しで、喰い替えもOK
D ドラが無い
E 王牌(ワンパイ)を残さず一番最後まで続ける
F 「ロン」・「ツモ」という発声が『フー』になる
G その他

まず@にある通り中国麻雀は半荘で終了では無く、西場、北場まで行う一荘制をとっています。
次にAとBですが、連荘が一切ありませんので東場からはじまりオーラスまで全16局で終了となります。
現在ラス目だからここで猛連荘!と思っても出来ないという事ですね。
そして点数の払い方が特殊で、親・子で点数の過多はありません。
日本麻雀では出あがりは放銃者の一人払いですが、中国麻雀ではあがられた場合それ以外の三人共8点を支払い、その上放銃者はアガリ点分を支払います。
ツモアガリの場合はアガリ点+8点を全員から貰う形となります。
8点というのはその局の参加料と思ってもらった方がわかりやすいかも知れませんね。
要約すると中国麻雀はツモあがりがかなり得になってきして、戦略的に見逃してツモアガリ
にいくという事も多々ありえます。
Cは今までの麻雀概念がどこかにいってしまいそうですが、中国麻雀ではフリテンが一切ありません。
自分が切ってある牌でロンあがりする事はもちろん、上家が切った牌でロンあがりせずに対面が切った牌でロンあがりする事も可能です。
その場合は特別な状況か、そうでなかったらその人に嫌われている可能性がありますので気を付けて下さい。
ちなみに見逃す形としては、



の様な形では自分でをツモっても、が出ても点数が足りなくてあがれません。
ツモった場合、不求人(プチュウレン・門前ツモの事)4点+平和2点+喜相逢(シーシャンホン・二色同順の事)1点の7点なので点数が足りません。
出あがりの場合、門前清(メンチィェンチン・メンゼンの事)2点+平和2点+喜相逢(シーシャンホン・二色同順の事)1点の5点でやはり足りません。
しかし高めのだと三色三同順(サンソーサントンシュン・三色の事)となりツモあがり、出あがり共にOKとなります。
ですからを見逃した直後が出てもあがれるという訳です。
この様な見逃しは普通に起こりえますのでご注意下さい。
DとEですが、言葉通り中国麻雀にはドラが無く、王牌の14枚残しもありません。一番最後の牌まで使いその局を行います。
Fもそのままですが、あがりは全て『フー』で統一されています。
但しこれに関しては例え間違ったとしてもチョンボになったりするものではありませんのでご安心を。

その他にも細かなルールの違いはありますが、それは出て来た際に一つ一つ説明をしていきたいと思います。
役の説明もしたかったのですが、それは次回からという事で今回はルールの違いがメインにしてみました。
まずは皆さんも軽い気持ちで中国麻雀に参加してみて下さいね。


第1回「国際公式ルール」って何?

今回より国際公式ルール講座を担当させて頂く事になりました柴原大造です。
不慣れなもので皆さんを楽しませる事が出来るか不安ですが、よろしくお願いしますね。

早速ですが本題に移ります。

1998年、麻雀が中国で体育種目として正式に認定されました。
その為統一ルールが必要となり、出来上がったものがこの国際公式ルール(以下中国麻雀)です。
日本でも5年前位から本格的に広まり、全国で中国麻雀は親しまれるようになってきました。
今からでも全然遅くないので是非中国麻雀を覚えて楽しんで下さいね。

さて、中国麻雀ですが日本麻雀とどこが違うのでしょうか?
まずは役の多さが違います。
中国麻雀は役の数がんなんと81個もありまして、日本麻雀と同じものから全く違うものまで様々です。
日本麻雀では役が一つ以上あればあがれますが、中国麻雀では役が一つ以上あってもあがれない場合があります。
というのも中国麻雀の役は難易度により1点から88点までありまして、あがった際8点以上ないとあがる事が出来ません。

仮に  ツモ

このような手牌であった場合、日本麻雀では問題無くあがる事が出来ます。(ツモ・タンヤオ)
ところが中国麻雀ではこの手牌だと不求人(プチュウレン・門前ツモの事)4点、断幺(タンヤオ)2点の6点しか無くあがる事が出来ません。

逆に 

ここにが他家から出る、という状況であった場合、日本麻雀では何も出来ませんが、中国麻雀では全不靠(チュエンプカオ)12点という役になり、なんとあがる事ができます。

このように今までの麻雀概念が吹っ飛びそうな麻雀ですが、やってみるとこれが面白いんですよ。
次回はもう少し日本麻雀との違いを知ってもらいつつ、少しずつ役の説明をしたいと思います。
では今回はこの辺りで失礼しますね。


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